慢性硬膜下血腫に対する中硬膜動脈塞栓術の
全国調査

慢性硬膜下血腫の再発率は10〜15%と多く、最近の高齢化社会、抗血栓療法の普及などが相まって、近年では従来考えられていたような予後良好な疾患ではないとされています。2000年に本邦より再発慢性硬膜下血腫に対する中硬膜動脈塞栓術の有効性が報告されて以降、中硬膜動脈塞栓術は再発・難治性慢性硬膜下血腫に対する治療の選択肢の一つとなっていますが、本邦での治療実態について大規模な調査はこれまで行われていません。また、治療の適応やタイミング、塞栓物質の選択などについて未だ統一された指針はありません。

そこで、2023年11月23〜25日に開催される第39回日本脳神経血管内治療学会学術集会において、本邦における再発・難治性慢性硬膜下血腫に対する中硬膜動脈塞栓術の実態を把握するための調査をさせていただくこととなりました。

日本脳神経血管内治療学認定専門医が所属する施設を対象に、一次調査として、各施設で慢性硬膜下血腫に対する中硬膜動脈塞栓術がどのくらい行われているかアンケートを行います。次に、二次調査として、比較的多くの症例をご経験の施設に調査表をお送りし、具体的な患者背景、治療方法、治療結果、転帰などの情報を収集し、治療実態の把握と、有効性と安全性の検証を行います。この調査結果が、再発・難治性慢性硬膜下血腫に対する治療標準化に向けた一助となることを期待しています。

ご多忙の中恐れ入りますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

第39回日本脳神経血管内治療学会学術集会
会長 佐藤 徹

岡山大学大学院脳神経外科
杉生 憲志

一次調査アンケート
回答期日:2023年6月19日(月)

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